ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー

ネタバレあらすじ|ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー 第9話『ジャングルのけだもの』

ついに最終話となってしました。

できるだけ物語のリズムと、めくるめく展開の面白さを失わないために、今回目次・考察ポイントは作成しておりません。

 

そして言いたいことはすべて、フローラが言ってくれました。

「でも最初に言ったのと違いましたよね…幽霊話だと。でも違った。恋物語でした

現場からは以上ですw

 

それでは、第9話をお楽しみください…

(寂しいよぉぉぉぉTT)

ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー ネタバレあらすじ©Netflix

ネタバレあらすじ 第9話『ジャングルのけだもの』

シーンは家政婦のハナがコックのオーウェンを面接しているシーンに戻る。

ハナ冷静に名を名乗った。

1987年、館の主人ドミニクを始め妻のシャーロット、教育係レベッカ、ピーター、そして自分もなくなったことをオーウェンに告げる。

 

ハナはオーウェンに対し気持ちを語る。

オーウェンを見た時、なんて魅力的な男性なんだろうと長いこと忘れていたトキメキを感じたこと。

もう逝かなくてはいけないが、オーウェンを忘れることができず、ずっと一緒にいられれ場所を考えていることを。

そして愛していると伝えた。

 

嬉しそうにその言葉に耳を傾けていたオーウェン。

「でも君はまだ言っていない言葉があるね?僕を助けてくれ。ここから出してくれ。僕たちを館から出してくれ」とすっと表情をかえハナに問いかける。

「僕は君だ。君自身だ。ここに僕の居場所はない」とオーウェンは続ける。

 

焦った表情をみせるハナ。

「君は僕を愛してくれた。僕は君の心にいる。君は僕や子供たちを傷つけない」とオーウェンはハナを穏やかに説得した。

 

ここを離れたあと、どこにいけばいいのかと沈むハナに、死と向き合い記憶を閉ざすようなことはハナはしないはずだと伝えるオーウェン。

2人はキッチンの外へ出られるドアを無言で見つめ続けた…

 

ダニはヴァイオラに引きづられ、もがく。

遠くで「止めて!」とフローラの叫び声が聞こえた。

館からハナが出てきて、フローラに身を隠すよう伝える。

 

ハナはついに、ダニを引きずるヴァイオラを正面に捉えるがヴァイオラは歩みを止めようとしない。

ヴァイオラはそのままハナを通り抜け館へ入っていった。

無傷なのはヴァイオラだけで、ハナはその体に限界がきていることを感じた。

 

ヴァイオラはロビーのメイン階段を登り、旧館へやってくる。

かつての寝室である1点をみつめる。その視線の先に、ダニを放してほしいとフローラが現れた。

 

ヴァイオラはフローラの姿に、娘イザベルの姿をみた。

思わずダニの首を放す。そうだこの子を探していたのだと、イザベルをを抱きかかえる。

もうヴァイオラにはフローラがイザベルにしか見えなかった…

 

待ちに待った娘を抱え部屋を出ようとするヴァイオラ。

ダニは意識を取り戻すが、声を出すのがやっとで体は言うことを聞かず駆け寄ることもできなかった。

 

湖へ向かうため、庭を歩くヴァイオラとフローラ。

フローラはヴァイオラから逃れるためもがきながら、植え込みに身を隠すマイルズとそのそばに立つレベッカを見つける。

「ジェセル先生(レベッカ)!マイルズ助けて!」と叫ぶフローラ。

マイルズはレベッカに、幽霊を湖に戻すようお願いをする。

 

そこに叔父ヘンリーが到着する。フローラが助けを呼ぶ声が聞こえるではないか。

車を止めたヘンリーは声の方へ向かい、フローラを抱えるヴァイオラの目の前に立ちふさがる。

するとヴァイオラは片手を伸ばし、ヘンリーの首を締める。

目の前に惨劇に叫ぶフローラ。

首を締め上げられたヘンリーは、腕をだらりとたらし絶命をする。

そして幽霊となりその場に立ち尽くす。

 

そこへダニが体を引きずりながら、追いかけてくる。

それと時を同じくして、屋敷コックのオーウェンと庭師ジェイミーがともに車にのりやってくる。

ヘンリーの車が乗り捨てられているのに驚く2人。

そこに家政婦のハニが「どうしてここにいるの?」と2人の前にやってくる。

オーウェンとジェイミーは悪夢をみて胸騒ぎがしてここにきたという。

 

ハナは早く湖にいってと2人に懇願する。

走り出すジェイミー。オーウェンは一度湖に視線をむけた。ハナに再び視線を戻すも、その姿はなかった…

 

フローラはヴァイオラとともに湖へ沈もうとしていた。

怯えるフローラの視線の先には、影のようにヴァイオラの後をついてきたレベッカの姿があった。

「大丈夫。怖くないわ。私がついてる。最後に閉じ込められるだけ。私を受け入れて、あなたの中に入れて」とレベッカはフローラに最後のお願いをする。

レベッカがフローラのおでこに触れた…

 

ベッドで目が覚めるフローラ。そばで母親シャーロットが優しく髪をなでていた。

ほほえみ合う2人。

フローラはシャーロットに抱きつく。フローラは、母親の温もりに夢見心地だった。

 

しかし現実のフローラはヴァイオラに抱かれ、まさに湖に沈もうとしていた。

オーウェンとジェイミーが湖近くまでやってくる。オーウェンは倒れているヘンリーに駆け寄り、蘇生を試みる。

ジェイミーは湖へ一目散に走る。フローラをわずかに視界に捕らえているが、もう間に合わないかもしれない。

 

フローラは夢に囚われたまま、湖の飲み込まれようとしていた。

その時ダニが湖にたどり着き、水をかき分けヴァイオラに近づく。

ダニは意味はわからないが、心をよぎった言葉を叫ぶ。

「私はあなた。あなたは私。私達はひとつ」

するとヴァイオラが立ち止まり、振りかえった。フローラも夢から目を覚ます。

ヴァイオラはダニを正面にとらえ、ゆっくりと近づいてくる。ダニはヴァイオラの視線に釘付けになってしまう…

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その瞬間、館の何かが変わった。

屋根裏部屋のパーディタも何かが聞こえたように、空を見上げる。

オーウェンはヘンリーの蘇生を続けていた。幽霊となったヘンリーは、ハナと並びのその姿を見つめていた。

オーウェンは近くにいるハナに気づいていない。

 

ハナはヘンリーに「井戸をみたオーウェンにごめんなさいと伝えて。それから…」と言いかけるとヘンリー突然は息を吹き返し、飛び起きる。

館の幽霊たちは皆姿を消していた。

庭で寝ていたマイルズが体を起こす。ピーターが目の前にいたが、すまないと一言謝るとその姿を消した。

 

ジェイミーがダニたちの元に駆け寄る。

湖ではダニはフローラを抱きかかえ、体を震わせながら「私達はひとつ…私達はひとつ…」と繰り返し唱えていた。

 

ダニはその体にヴァイオラを受け入れた。

その瞬間ブライの館の呪いはとけたのだ。湖に囚われた魂は解放された。

それぞれの無事を確認しあう中、オーウェンはハナの行方を訊ねる。

マイルズとフローラの肩を抱きながら、ヘンリーは顔を歪めるしかなかった…

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翌日。井戸を覗きハナの悲しい姿を確認したオーウェンとジェイミー。

オーウェンは人の手を借り、ハナを井戸から運びだした。

彼女は不運が招いた事故死とされた。

 

ブライの館に数世紀ぶりに静けさが戻った。

数々の薄暗い部屋に日が差しこみ、暖かな心地よさがそこら中に溢れていた。

 

旧館ではヘンリーがマイルズのネクタイを結ぶ。マイルズの父ドミニクはオシャレさんだったことを話しながら。

もっと話を聞かせてほしいとせがむマイルズに、「もちろんだ。両親の話をたくさん聞かせるよ」と約束をする。

その手にはシャーロットの写真が握られていた。

 

ハナの遺体が運び出されてから安置所までオーウェンが付き添っていた。

屋敷の教会でロウソクを灯すオーウェン。埋葬されるまで、ハナの傍らで愛を伝え続けた。

そして今も変わらず彼女を愛し続けている。

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旅立ちの準備をしているダニ。その顔に表情はない。

心配をするジェイミーに「彼女を感じる。何も言わないけど、ここにいるの」と混乱し涙を流す。

 

彼女の心は静かな怒りを感じる。そして深く生い茂った草むらに何かが隠れている。

それは醜く、空っぽで孤独な獣。ダニの様子を伺っている。そして彼女はダニを、あの湖で待っているとジェイミーに表現するダニ。

 

そばに腰掛けたジェイミーは、「一緒に行く。獣を待っている間、独りにしない」と小指を差し出す。

 

館のロビー。ダニとジェイミーが旅立つ。

ヘンリー、フローラとマイルズは後にアメリカに渡るつもりだと言う。

「君には感謝してもしきれない。ありがとう」と伝えるヘンリー。

「心が通じあえてよかった」とダニも涙目でその別れを悲しんだ。

「準備はいい?ポピンズ」とジェイミーとダニを乗せた車は屋敷を後にした。

 

ダイナーにて旅の予定を練る2人。

ジェイミーは幼い頃から憧れていたバーモントでクリスマスを過ごしたいと嬉しそうだ。

それとは反対にダニの表情は晴れない。

クリスマスに何をしたらいいのか分からないと口にするも、「獣」の存在が頭から離れないのだ。

ジェイミーはそんなダニに、楽しむ毎日2人で大事にすればよいと優しく寄り添った…

 

毎日を重ねて数ヶ月、気がつくと1年たった。

季節が変わってもジェイミーはダニの隣にいた。

 

2人が営む「The leafing」という植物店。閉店の準備をしているダニに、ジェイミーがプレゼントがあるとヨルガオの苗を渡す。

ブライの館が頭をよぎったダニは表情を曇らせる。

ジェイミーは「愛しているから一緒にいたい。手放したくない」と心情をつたえ、2人は気持ちを確かめあった。

 

それから2年が過ぎ、2人の時間は永遠につづいていく。そう思えた。

5年が経つ。

長い年月が経ち、彼女の心は穏やかな幸せで満たされていた。

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さらに数年がたち、かけがえのない日々がつづいた。

両手に荷物をかかえ、店に入ろうとガラス戸の前にたったダニ。

そこにはダニの姿ではなく、ヴァイオラの姿が写っている。呆然と立ち尽くすダニ。

それとは反対に、ガラス戸の向こうではダニを見かけ嬉しそうに視線を投げかけるジェイミーがいた。

再びダニがガラス戸に視線を戻すと、すでにヴァイオラの姿はなかった…

 

ある日。

家にダニが帰宅すると、ジェイミーがキッチンにて夕飯をつくっていた。

料理は全く上手くならないとぼやきながらジェイミーが振り返ると、ダニは植木鉢を持って帰宅していた。

通りで元気ない状態でいたらしい。ジェイミーに診てほしいと持って帰ってきたのだ。

THE HAUNTING OF BLY MANOR (L to R) VICTORIA PEDRETTI as DANI in episode 109 of THE HAUNTING OF BLY MANOR Cr. EIKE SCHROTER/NETFLIX © 2020

嬉しそうに植木鉢を受け取り、ジェイミーは診察を始める。

「この子は根っこが悪いかも…」と手を植木鉢にそっと差し込み、根っこを上げると絡まるようにゴールドの指輪がそこにあった。

 

「あなたは私の大親友。そして生きがい、最愛の人。どれだけ一緒にいられるかわからない。それでも共に生きたい。法的に結婚はできないけど、そんなの気にしない。その指輪がその証。私にはあなたがいればいい。あなたは?」とダニ。

 

ジェイミーは「あんたがいれば十分よ」と涙を浮かべながらダニに抱きつく。

愛してるといい照れ笑いをする幸せそうなジェイミー。

しかしそんなジェイミーを抱き留めるダニの表情は暗く、かすかに怯えていた…

 

どこかのとあるレストラン。

店内には美しいハナの写真が飾られている。オーウェンが自らの腕をいかし、レストランを経営していた。

店を訪れたダニとジェイミーにシャンパンを差し出すオーウェン。

常連さんもでき、店作りにはおおいに満足しているようだ。2人にとっても「帰る場所」になってほしいと伝える。

 

店は「バター・プレイス」という。

店の名前に突っ込む人いないのかとジェイミーに呆れられる。

皆笑ってくれるが、彼女の笑顔に勝るものはないよとハナの写真を見つめるオーウェン。

 

ヘンリーと連絡は取り合っているが、子供たちとは会っていないらしい。

おかわりが注がれるダニのグラスに、またダニではなくヴァイオラが映る。

フローラとマイルズは大きくなって話が合わないかもと、ジェイミーとオーウェンは笑っていたがダニの表情に気づく。「大丈夫」とダニ。

 

オーウェンは続ける。

実はヘンリー達が数週間前に、旅行からの帰りにこの店に寄ってくれたらしい。

来店したのは3人ではなく4人。

なんとすでに17歳になったフローラの彼氏がともに来店したそうだ。

 

その場でブライの話もでた。

だが不思議なことに、フローラとマイルズは何が起こったのか憶えていないという。

唯一ヘンリーだけが憶えていた。

館は子供の頃住んでいた記憶はあるが、暮らしは全く憶えておらず、ハナのことも館に昔住んでいた人だと思っているそう。

あの「恐怖」が子供たちに影を落とすことなく、ひと夏をすごした単なる別荘として記憶されていた。

 

オーウェンは子供たちが忘れてくれたことを、好意的に受け止めていた。

皆にとっても、これからの人生に憂いがないほうがいいと素直に喜んだ。

 

外は大雨。ダニとジェイミーは夕飯後の食器を片付けていた。

皿を洗うためシンクの前にいるダニ。水面にヴァイオラが見え、手にした皿を落としてしまう。

大丈夫と駆け寄るジェイミーに、ダニはヴァイオラが水面にいたと震える。

ジェイミーが覗くが、姿はない。もう大丈夫だからと言うも、ダニは首を横に振り続ける。

後は私がやるからとジェイミーは優しくダニを包み込んだ…

 

とある夜。

ジェイミーが帰宅する。

「混んでいたけど貰ってきたわ、パートナーシップ申請書。結婚を認めてもらえる。今はこれで十分だよ」と息を弾ませながらダニを呼ぶが返答がない。

静まり返る家。ジェイミーは視線の先に、どこからか水が不気味に床をはい、近づいてくるのが見えた。

©Netflix

「ダニ!どこ!?」とようやくダニの異変に気づいたジェイミーは浴室に駆けつける。

そこではダニが、あふれる湯を気にすることなく、タブの水面を静かに見つめていた。

そこには自分自身がヴァイオラとして映っていた。

ジェイミーは大丈夫だよと近づき、ダニの体を起こした。

はっと意識が戻るダニ。ジェイミーに「彼女が見える?」と問いかける。

しかしジェイミーには見えない…

 

「意識は薄れてゆくのに、私はまだいる。どうしたらいいの?」とダニ。

「あなたが今私に触れているのも感じる。でも何も感じない事に気づいたの。もうヴァイオラが怖くないの。ただじっと見ているの。かわりに自分が分からなくなってきたの。もう彼女を受け入れるべきなのかも。受け入れる時がきたのよ。」と冷静に続けるダニ。

 

ジェイミーは「アンタの分まで私が覚えてる。どこにも行かないで。約束よ、ここにいて」とダニに伝える。

「それでもあなたの隣にいるのが、本当は彼女だったら?」と尋ねるダニに

ジェイミーは「あなたはダニよ」と精一杯伝えるのだった…

 

ベッドで静かに眠りにつくダニとジェイミー。

体はピクリと動くダニ。夢をみていた。

ジェイミーが水面を覗いている。まるでダニのように。

そこに水中から片手がのびジェイミーの首を捉え、水中へ引きずり込む。その正体は見えない。

目が覚めるダニ。自分の状態を確認しはっと息を呑む。

寝いていたはずだが、体は起き上がり自分の片手がジェイミーの首をつかもうとしているではないか…

 

ジェイミーは朝をむかえた。隣にいるはずのダニがいない。

ベッドサイドに手紙が置かれているのに気づく。嫌な予感がし、顔をしかめる。

ジェイミーは意を決して手紙をよむ。その顔には涙が流れる。

 

ダニはその時が来たと悟った。潜んでいた獣が姿を表したのだ。

ダニはジェイミーに危険が及ぶのを恐れたのだ。

 

ジェイミーはこれが最後だと、ブライの屋敷に戻った。

タクシーから飛び降りまっすぐに湖へ急ぐ。

 

湖は変わらずそこにあった。目の前にして涙を流すジェイミー。

湖に入ってゆき潜る。

底に沈むダニを見つける。

©Netflix

何年も前に聞いた言葉があった。たくさんの泡とともに、その言葉たちがジェイミーの口から放たれる。

ジェイミーはその身を差し出すつもりだった。一緒についていくつもりだった。

水底の霊にむけてジェイミーは懇願したが、その霊はもうヴァイオラではなくなっていた。

湖に眠るのはダニだった。

 

ダニは独りで眠ることを選んだのだ。誰一人道連れすることなく。

かつての悲劇を繰り返さなかった。

 

息が続かず湖面へ上がり、岸までもどるジェイミー。

ダニがくれたゴールドの指輪を見つめる。その場に座り込み悲しみにくれる。

ジェイミーはそのまま水面を眺めては、ダニの面影を探すのだった…

 

そして最愛の人の帰りをジェイミーは待ち続けた。

夜眠りにつく時は、彼女が入れるよう少しドアを開けた。

 

それから5年の月日が流れた。

水底に眠る彼女の記憶は薄れていった。ヴァイオラや子供たちと同じように、過去を忘れていった。

ジェイミーと人生を共にしたことを憶えていない。

日々の記憶も、特別な瞬間も忘れてしまった。

 

さらに月日がたち、水は彼女を形つくるものを洗い流した。

彼女は空っぽの幽霊ではない。

決して他人を引きずり込まなかった。彼女はただブライの館を歩き、誰も傷つけない彼女の時間を過ごしている。

彼女の面影は、彼女を最も愛した女性の記憶に残る…

©Netflix 実は庭師ジェイミーでした

ジェイミーは「ごめんなさい。この話長くなるって言ったわよ」とすべてを話し終えイタズラに笑った。

そこにいるすべての者が、ジェイミーの話の虜なっていた。

話を聞く皆の顔と、静まりかえった部屋がそれを物語っていた。

 

「感動したわ。実話なの!?」とある女性がジェイミーに訊ねる。

「もし私がブライの館を訪ねたら、湖に沈む彼女を見ることができるかしら?」と続けた。

 

「いいえ。たとえイギリスに行っても、その場所はたどり着けない。万が一館にたどり着いても…彼女に会えたとする。彼女の意識は確かめられない」とジェイミーは答えた。

誰かが「もうこんな時間だ。明日は大事な式だから、お開きにしよう」と口にする。

一人ひとり席を立ち、部屋から出ていく。

新郎が「行こう」と新婦に手を差し出すが、新婦はもう少しここにいると新郎を先に部屋へ返した。

 

部屋にはジェイミーと新婦が残った。

「彼は子どもっぽいの」と口を開く新婦。

「でも彼を愛してしまった」とつぶやく新婦に、そんなものだとジェイミーに返す。

 

「素敵なお話でした。でも最初に言ったのと違いましたよね…幽霊話だと。でも違った。恋物語でした」と新婦。

「似たようなものよ。あなたが誰かに話すときは、そう伝えてあげて」とジェイミー。

小さくうなずくが、なにか言いたげな新婦。

 

どうかしたのかと問うジェイミーに、新婦は少し迷う様子で口をひらく。

明日彼女が結婚する、憎めない魅力的な男性のことについてだった。

彼女の人生において、始めて深く愛した人が彼であったこと。

彼は自分と同じ分だけ、彼女を愛してくれていること。

そんな永遠の相手が、もし離れていったらどうしようと思うと不安であることを。

彼のいない世界で生きていけるのか」と涙を流した。

 

「失うことを考えず、目の前の幸せを噛みしめて。その時はやってくる。でも何年も先の話よ。毎日のささやかの瞬間を集めていったのが、彼との思い出よ。彼はいつだって、あなたと共にある。たとえ姿が見えなくても」と伝え、明日は人生最良の日となることを約束した。

 

新婦は去り際に、「そうだ気になっていたのが…あの名前はわざと?」と訊ねる。

「なんで知ってるのって。あまりにも偶然で驚いたの。私のミドルネームはフローラよ」と新婦は伝えた。

ジェイミーは「そうだったの?」とごまかしながら、新婦におやすみなさいを伝え後ろ姿を見送った…

 

翌日。

フローラの結婚式が行われた。親しい者たちが集まり、昔話に花を咲かせながらダンスに興じる。

フローラは叔父ヘンリーと踊っている。2人の顔には笑顔が溢れていた。

©Netflix 新婦フローラとヘンリー

ジェイミーは少し離れたオーウェンと目が会い、ともにグラスを持ち上げる。

オーウェンの隣には、すっかり大人になったマイルズがジェイミーをみて微笑んでいた。

©Netflix

ひとり会場を去るジェイミー。

ホテルの部屋につく。バスタブにゆったりと湯をはる、覗き込む。

洗面台のシンクにも水をたたえた。同じように覗き込むが、そこにはジェイミーが映る。

 

浴室を離れ、休憩用のチェアを入り口のドアを正面に捉えるように向きを変える。

そしていつものように、ドアを少し開けた。

静かにチェアに身を沈めるジェイミー。大きめの背に寄りかかりながら、目を閉じ眠りにつく。

 

眠りを見守るかのように、その肩にそっとダニの手が寄り添っていた…

©Netflix

[ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー 終]

(もう終わりかって??いやいや、こんだけ書き起こしたのでもちろん考察記事書きます!! お楽しみにーーーー!)

↓ついに考察書きました

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