やっと配信料金が400円台になったので、視聴しました!
「悪魔祓いを、エンタメ要素強めで描いてみました」って感じ?が第一印象でした。
でもほんとに描きたかったのは、信じることで一回り強くなれるぜ!ってことでしょうか?
「イエスの復活」をねじ込んで来たり、ウガ・ファミリーの共演が観れたりtemita的にはかなり楽しめましたよ!
早速解説ですー!
あらすじ
17戦連勝中の格闘家パク・ヨンフ(パク・ソジュン)。
幼い頃、警察官の父が検問中に事故にあう。助かることを教会の神父とともに祈り続けるも父はなくなってしまう。
その経験より、十字架をみると「殺してしまえ」という心の声が聞こえるように。
そのため神やキリスト教から距離をとっていた。
アメリカからの帰りの機内。右手のひら中央に痛みを感じると、丸い傷とともに血がでていた。
その日以来、眠りにつくたびに右手から大量の出血とともに、悪夢にうなされる。
困り果てたヨンフは、祈祷師のお告げに従い教会に向かうと…
ネタバレ感想・考察
信じることにより救われる話
映画を通して描かれていたのは、人間の弱さと強さ。
欲や弱さや怒りで自分を見失っているときに、「悪魔」はスルリと人間に入り込んでしまう。
たとえば悪霊に乗っ取られた女子学生や、教会の施設で暮らしていた男の子です。
ただ信じることにより、いくらでも人間は強くなれる。
その代表がヨンフですね。
ヨンフは神を信じたから、不思議な力を得たわけではないし、変わったわけではない。
ヨンフは神父の背中に、あの日の父をみた。
そして神父を信じることになったわけです。
救われたのはヨンフだけではありません。
神父もヨンフという新しい希望を見つけた。
神父をヨンフとともに助けたことにより、チェ神父も夢への希望を新たにした。
ヨンフも自分の救いとともに、父親との約束を果たし善行の道へすすみます。
なぜ、父親にまた会ったのか?
悪魔と死闘のなかで、ヨンフが噛みつかれた後、暗黒の世界で父に会います。
あのシーンには意味があります。
キリスト教を信仰されている方はピンとくるかもしれません。
実はヨンフは噛みつかれたことにより、一旦死んでいるんです。
そして生き返えり、救世主になって悪魔を倒したという筋書きです。
これは「イエスの復活」になぞらえています。
イエス・キリストは、ユダの裏切りにより、十字架に貼り付けにされ埋葬されています。
しかし3日後、イエスの棺桶をのぞくと空になっているではありませんか!
そしてイエスは皆の前に姿を表し、生き返っていることをアピール。
その40日後「またいつの日か帰ってくる」と言い残し、天に登っていった。
キリスト教では今でも、このイエスの再臨を信じております。
そうポイントは「一度死んだのに、生き返る」w
ヨンフは一度、社長に噛みつかれたことにより死んでいるんです。
ですがそこで父に会い、生き返ることで真の救世主になったということなんです。
(映画『マトリック』のネオが生き返り、救世主になったのと同じこと)
単純に「都合よく、パワーアップしてる…」という観方もできますが、キリスト教を題材にしているあたり、「キリストの復活」を練り込んできた説に一本です!w
パク・ソジュン × ウ・ドファン《キャスト》
個人的に、とてもテンションが上がる組合せです!!
とくにウ・ドファンは数々の出演作により、人気がうなぎ登りになったタイミングで兵役にいってしまったんです。突然の入隊でびっくりしたんですよね。
ドラマ『君を救いたい』で本格的にファンになりました。
ドラマ『マッド・ドッグ』での役もかなり適役です。しかもストーリーもかなり面白い!!テコンドーなどやっていたのか、かなりアクションも上手です。
Netflixドラマ『ザ・キング』にも出演しております。
(視聴していましたが、中だるみに負け完走できず…涙)
除隊日がかなり待ち遠しい俳優さんです。
エンドロールは続編ありの予告?
これから視聴される方は、エンドロールが流れたからといって席を立ってはダメです!
じつはちょっとした続きがあります。
《エンドロール内容》
チェ神父は誰からか、封書を受け取る。
中には絵葉書が入っていた。封書の差出人は神父だ。
(↓絵葉書の内容をそのまま記します)
ヨンフと私はローマに到着し、ジェラードを食べている。
君も一緒なら良かったのに。
いずれは君も立派なエクソシストになると信じて疑わない。
神の祝福と恩寵を享受し続けるだろう。
どんな瞬間も勇気を忘れるな。ファイティン。(終)
そして神父がヨンフにあげたロザリオのネックレスが同封されていた。
すこしハニカミながら、ロザリオを見つめるチェ神父。
そして画面には
「チュ神父は”使者”として戻ってくるだろう」の文字。
で完です。
これは…続きがありそうな終わり方です!!
ウ・ドファン演じる悪魔も、仲間に「回収」されていたので、復活の可能性大ありですねw
チェ神父が主人公なのかな!?
といことで。
パク・ソジュンとウ・ドファン目的で鑑賞した映画『ディヴァイン・フューリー 使者』。
一人の人間の成長を、キレイなアクションシーン満載のエンタメでまとめた作品でした。
「悪魔祓い」というおどろおどろしい題材も、この映画ならとても見やすいですね!
でもウ・ドファン演じる悪魔の「最後の化身」姿は、さすがに気持ち悪かったなw
そしてウガ・ファミリーの共演も何気に胸熱でしたね!
共演シーンのたびに、ニタニタしていたのはtemitaだけではないはず。
あぁ楽しかった!