とにもかくにも、あのフライドチキン食べたくなります!
もちろん話の展開も面白かったし、アクションも良かったけど、
何よりあのチキンが頭から離れない!
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あらすじ
必死に捜査をしているにも関わらず、検挙実績があがらないコ班長(リュ・スンボム)チーム。
あまりの成績の悪さにチーム解散目前だったが、そこに麻薬界の大物イ・ムべを捕獲する話が舞い込む。
チームの大躍進のため、コ班長はイ・ムベの手下アジト前のシケたチキン屋で張り込みを開始。
その店の主人より、「うちの店の唯一の客はあの事務所。配達にも行く」と聞き意気揚々とするも、明日で店じまいするというではないか。
班長の退職金をつぎ込み店を買い取ったチームは、すぐに店内に対策本部を立ち上げる。
しかし元店主の発言とは裏腹に次々とお客が店に訪れ、そのたびに慌てて捜査資料を隠すチーム。
このまま客を追い返す日々をおくると、周囲に怪しまれると考えた班長はチキン屋を装うことに。
すると味が評判となり、店は思いもかけず行列の絶えない人気店になってしまう…
ややネタバレ感想
チキンのようにサクッと観られる映画
いきなりですが、この映画『エクストリーム・ジョブ』大好きです。
テンポよく話が進むうえに、笑いの要素がそこかしこに準備されています。
エンドロールが流れたとき、久々に拍手を贈りましたw
特に何かしらの知識は必要ありませんが、
少し前に韓国で話題になっていた街の人気食堂での事件(新鮮な若鶏使用と言っていたのに実際は腐りかけの鶏を使用していた)
を彷彿とさせるようなネタが出てきたときには思わずニヤニヤしちゃいました。
フランチャイズまでの道のり
なぜ麻薬捜査班がチキン屋を営むようになったかといえば、
たまたま捜査対象のアジト前がチキン屋だったから。
しかもそこの亭主が「うちの客はそこの事務所だけだ」と発言したからなんですよね。
しかし蓋をあければ一日9組も来店する、
「頑張ればそこそこフツーに利益がでる」お店だったんです。
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しかも麻薬捜査班のユ刑事のフライドチキンを揚げるセンスが
抜群だった誤算がそこに重なり、お店が大繁盛。
SNSの評判なども相まって、イ・ムベの片腕チャン社長の目に止まります。
このチキン屋を利用し薬物の売上を伸ばせると、麻薬捜査班が経営するチキン屋にフランチャイズ話を持ちかけるんです。
逮捕につながる素敵なきっかけですw
麻薬の配達にペダルを利用した
今回一番関心したのがこれです。
ペダル。
そう、少しでも韓国好きの方ならご存知、韓国の宅配システムです。
お店独自に配達システムがなくても、食べたいお店に注文を入れれば
お店がペダルを使って個人宅を始めどこでも(!)商品を届けてくれるシステムです。
なんでも配達させる韓国では、ウーバーイーツが生まれる前からあったという
羨ましい文化なのですが、今回はこのペダルを使った犯罪なのです。
そう、注文の麻薬のお届けにペダルを使うんです!
工場で生産した麻薬を各お店で使用するタレ瓶の中に隠し、
物流トラックにて堂々と支店に運び入れ、注文した顧客にはチキンに紛れこませて
薬物をお届けするという画期的なシステムを展開するんです。
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ほんとに悪人って、悪いことを考えさせると天才ですね…
なぜ5人が麻薬捜査班に選ばれたのか
チキン揚げの天才・ム刑事の死にものぐるいな格闘により
ついにイ・ムベが薬物を売りさばく現場に到着する麻薬捜査班一行。
応援要請をうけた他のチームが、麻薬捜査班の安否を心配していると
意外な事実が判明します。
それはなぜあの5人が麻薬捜査班に選ばれたのかです。
そうあの5人はただならぬスペックの持ち主だったんです!
チャン刑事(イ・ハニ)は元ムエタイ選手。
マ刑事(チン・ソンギュ)は柔道の国体選手。
ヨンホ(イ・ドンフィ)は海兵隊の特殊部隊出身。
ジェフン(コミョン)は…野球部出身(え?)。
(韓国では運動部に所属すると、ただならぬ忍耐が身につくらしい…想像出来るw)
そしてコ班長は、14回刺されたにも関わらず死なないのでゾンビw
このコ班長のゾンビのくだりは、締めの面白さにつながるのでバカにしてはいけません!
というこで。
さくっと面白かった要素を書いてみました。
本業を追いかけなければいけないにも関わらず、
カモフラージュだったチキン屋が大繁盛し、警察官がチキンに本気になってゆく姿が
とても爽やかな笑いを誘う映画『エクストリーム・ジョブ』。
ぜひチキンとビールを準備してご観覧ください。
(私は翌日唐揚げをランチにしましたw)
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