【あらすじ】
何事にも消極的で、新しい変化をのぞます、同じ毎日の繰り返しの中で生きているカール(ジム・キャリー)。
ある日、偶然友人に人生を変えるセミナーへ誘われる。
「どんな事にも”Yes”と答えること。これが人生を意味あるものに変える。」と半ば強制的に実行するように教えられる。
会場を出てすぐにホームレスから「公園まで送ってほしい」という申し出にしぶしぶ”Yes”と受け入れると、思いがけない恩恵を受ける。
味をしめたカールは”Yes”を連発し始める・・・
【ジム・キャリー演技】
まずは、ジム・キャリーの演技が印象的。
映画「マスク」ですでに怪演してましたが、今回も表情や動きがとてもコミカルです。セリフのタイミングも完璧。共演者とのテンポの良い会話が見ていて飽きません。
彼自身の豊かなコメディーセンスの賜物ですね。
主人公のカールに訪れる最初の”Yes”がかなりヘビーなのですが、一度慣れると何事ににも”Yes”と言える様になっていきます。
もちろんそれは、最初の恩恵があまりにもステキ過ぎたからww
temitaだって、夜のガソリンスタンドでズーイーに声かけられたら心踊りますよw
【まるでジョブスの”Connecting the dots”】
作品途中でカールの身に起こる出来事は、まるでスティーブ・ジョブズの”Connecting the dots”を見ているかのようです。
将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない
(日本経済新聞・ジョブス氏スピーチ全訳より引用)
まさにこのスピーチ通り、過去に見境なくトライした小さな”Yes”が数珠つなぎになり、要所要所でカールを助けることに。
もちろんカールだけでなく、彼の周りの人間関係も繋いでゆきます。
【試練のときはやってくる!?】
ここまで書くと、「”Yes”だけでだいぶ人生好転したじゃーん」という印象ですが、やはり試練のときはやってきますw
やみくもに”Yes”と言い続けたなかに、『心からの”Yes”』が混ざっていて大事な物を失う事態に遭遇。
“Yes”の伝道師(?)より
「何事にも”Yes”と言わせるのは体に覚えさせるため。慣れたら提案を考え、心からの”Yes”を言えるようになる」と真髄(?)を教えてもらいます。
果たしてカールは、人生のパスワードを活かすことが出来るのでしょうか??
【感想】
確かに何事も挑戦する事が大事。
ジョブスが言うように、何が役に立つかわからないですね。
temitaも結構”No”を言っちゃうタイプなので、友達付き合いから”Yes”を初めて見たいと思いますw
誰かのレビューで前向きになると読み、今回挑戦してみました。
上映時間104分と手軽に観られる上に、忘れていた「小さく挑戦してみる」楽しさを思い出させてくれる作品でした。
2019年6月現在、Netflixにて配信中。