本気になった者がいちばん怖い。
Netflixで何をみようかとフラフラしているときに、偶然みつけたこの映画。
とくに前評判は検索せずにみたら、大好物の大どんでん返し系!
最終的に彼女を死に追いやった原因に、あ然とします。
【あらすじ】
新築マンションの一室を、情事のために共有する妻帯者の5人の男。
彼らは妻に部屋の存在がばれないよう、徹底的に秘密をつらぬいていた。
ある朝、糖尿病の妻をもつルークが部屋を訪れると、金髪の女性が手錠をつながれ血まみれで死んでいた。
残りの4人があつまり、状況を確認すると、
秘密を共有している5人以外に犯人はありえないとわかる・・・
【あちらこちらにトラップがある】

誰もいないはずの部屋に、女性の死体。
しかも手錠で片手をつながれ、もう片方の手首から血があふれている。
防犯アラームが切られており、ドアも玄関も施錠がしてあった。
鍵は5人しか持っていない・・・
まるで密室殺人。
しかしこのトリックを解くことにフォーカスせず、
事件にいたるまでの5人をとりまく状況を中心に話はすすみます。
この映画の真相は、完全に予想外でした。
話がすすむにつれ、だいたいの犯人や動機がみえてくるのですが、
私の予想はすべてハズレでしたw
くやしい・・・
でもこういう裏切りは大好物w
噛ませ犬がおおいです。
注意。
【本気になった者がいちばん怖い】

5人の男は軽い関係を楽しむために、あの部屋を借りました。
ですが、やっぱり本気になってしまった人がいるわけです。
その本気が今回の悲劇をまねきます。
ヴィンセントに本気になったサラ。
アンに本気になったクリス等々・・・
でもクリスだけは、恋敵の議員に別れるよう要求したり、
自分の妻に気持ちを話そうとしたり行動をおこしてました。
アンとの関係をコミットしようとしていたわけです。
だからこそ、悲劇はさけられたのでしょうか?
やっぱり浮気は本気になってはいけませんね・・・
というか浮気してはいけませんw
注意、注意。
【ただ結末はキレイにまとまり過ぎた印象】

できれば最後の2人の関係は、はっきりと示してもらいたかったです。
でも、男性のあの表情だと、「2人はやり直した」に一票ですね。
女の友情は怖いけど、男の友情もややこしいのね。
映画『おとなの事情』しかり。
アメリカでの興行成績は振るわなかったようですが、
ひとすじなわではいかない展開にブンブン振り回され、
個人的にはおすすめの映画『パーフェクト・ルーム』。
だれが手をくだしたのか?
彼女を死に追いやった理由はなんなのか?
あなたも、金・女性・地位・権力のなかで芽生えた「本気」の怖さを
目撃してみませんか?
ちなみに
こちらは、にぎやかな密室のなかで、
映画の完成度では、断然コチラ。
おすすめです!
