Netflixにて独占配信中の映画『ロマンチックじゃない?』を鑑賞しました。
ロマコメ大好きな人はきっと、楽しめること間違いなし!
メッセージ性のある、ひと味違ったラブコメをさっそくレビューします!
【あらすじ】
NYで建築物として働くナタリー。母の影響なのか、ロマンチックコメディーが大嫌い。
仕事では建築家として見てもらえず、お客さんや同僚からも雑な扱いを受ける日々。
そんなある日、地下鉄で強盗にあう。頭を打ち、病院へ運ばれるナタリー。
目覚めると、イケメン医師からいきなり好意的な言葉をかけられる。
耳を疑がったが、そこはロマコメの世界そのもの。
まるでナタリー自身が映画の主人公になっているような扱い。
迷い込んだ映画の世界から現実世界へ戻るため、誰もが憧れる男性との恋愛を成就させようと必死になるが・・・
【感想】
斬新な設定
まずは主人公ナタリーがロマコメを否定するところから始まる、映画『ロマンチックじゃない?』。
とても斬新な設定です。
そんなナタリーが迷い込んだ世界は、ロマコメ映画ルールを徹底的に再現します。
多くのロマコメ映画がPG-13(家族で観覧可能)設定。
そのためナタリーがFワードを発言すると、日常的な効果音でかき消される始末w
感情の高ぶりを表現するミュージカル要素もしっかり入ってます!
これは観る側の得意・不得意がでてきますね。
自分を愛そう!
「いつもの世界」に戻るため、奮闘するナタリー。その相手として目をつけたのが、ブレイク(リアム・ヘムスワース)。
もちろん徹底したロマコメ仕様のおかげで、ブレイクとの恋愛はサクサク進みますw
ところが、誰もが憧れる恋愛をしているのに、
同僚で仲の良いジョシュ(アダム・デヴィーン)の恋愛が気になります。
ジョシュに彼女ができると、やっと自身の気持ちに気づきます。
と、ここまではある程度予想できる展開です。
ですが、ここから映画『ロマンチックじゃない?』の本領発揮!
自分を幸せにするのは、完璧な男性ではないと気づくナタリー。
ジョシュへの気持ちを確かにし思いを伝えるべく、彼を目の前にします。
そこで新たに、自分が愛しているのは自分。
今までは人に愛されることばかり考えていたが、自分で自分を愛していることに気づくわけです。
でも「それってどういう事!?」、「ジョシュへの気持ちとは別なんじゃないの?」とtemitaは腹落ちしなかったんですが・・・w
この疑問は現実世界に戻ったナタリーが、映画の中で解決してくれました。
自分を愛することは、自分の感情に素直になること。
感情を閉じ込めないことを現実世界で行うと、日常がキラキラを回り始めるナタリー。
自分の幸せは、他でもない自分自身で手に入れることだと教えてくれました。
ニヤリとするオマージュ
そして歴代の王道ロマコメ映画のオマージュも見どころ。
わかりやすいのが、プリティ・ウーマン。
たとえばナタリーとブレイクがヨットでディナーを楽しむシーン。
そこでナタリーが着用しているオフショルダーの赤いドレスは、ヴィヴィアンがオペラを鑑賞した際にきていたドレスに似せているそう。
他のオマージュシーンも、ぜひ探してみてください!
【挿入歌も気になる!】
かなりの懐メロが使用されていますが、特に耳に残ったのはこの2曲!
① Express Yourself with Madonna
② I Wanna Dance With Somebody with Whitney Houston
いやー懐かしいですね!
上映時間89分と、ここもロマコメルールを厳密に守っている映画『ロマンチックじゃない?』w
いつものロマコメに飽きた方は、ぜひご観覧ください!
「いやいや、いつものロマコメも見たいのよ」という方はこちら↓
映画『クレイジー・リッチ!』をどうぞ。
ではでは