Netflixを契約して、早3年。
いろいろ見てきた中で、これは面白かった!!という作品をセレクトしました。
「見てみたいけど、面白くなくて時間を無駄にしたくないな」という方。
どれが面白いか教えてほしいという方。
私が選んだ、「時間泥棒作品」をお届けします!
ドラマ『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』
《あらすじ》
古びてしまった豪華な一軒家(ヒルハウス)を転売し、新たな理想の家を手に入れようと改修のため引っ越してきたクレイン一家。
ヒルハウスで過ごしているうちに、家族それぞれ不思議な体験をする。
そんななか一家に事件が起こり、5人の子供達は叔母に育てられることに。
時は流れ、それぞれが自立した生活をおくっていたある日。
双子の妹・ネルが自殺したと長男スティーブンに連絡が入る。
なんとネルは、あのヒルハウスに自ら出向き自殺をはかったという。
このネルの死をきっかけに、長年隠された家族の秘密があきらかになる・・・
私のホラー嫌いを変えてくれた、衝撃的な作品。
確かに家族が変わってしまうきっかけはホラー現象なのですが、家族がバラバラになってしまったのは、あくまでも日常の小さなすれ違い。
その積み重ねと誤解が大きな傷になってしまったのだと、見ている者に突きつけてくる作品。
なによりドラマオリジナル脚本のため、無駄なくスタイリッシュに展開する話に「えぇぇーーー!」と驚きついつい何時間も見続けてしますこと間違いなしです。
「ただのホラー」と思っていたら損をします。ご注意を。
ドラマ『ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー』
《あらすじ》
新聞に載っていた、住み込みの家庭教師の募集に応募しブライの町までやってきたダニ。
そこに住んでいる2人の兄妹、住み込みの家政婦や料理人と新たな生活を始める。
しかしこの兄妹の兄は、時折大人のような振る舞いや言葉をつかう。
妹は「夜になったら、絶対ベッドから出ては駄目。出ないと約束して」と真顔で約束をせまられ困惑するダニ。
ある日、屋敷のリビングで見知らぬ男が窓の外から中を覗き込んでいるところと対峙してしまう。
しかし屋敷のものも、地元の警察もダニの訴えを真剣にとりあってくれない…
そんななか、その見知らぬ男の行動はエスカレートしてゆき…
先程の『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』に続く、シーズン2作目。
こちらは小説『ねじの回転』をベースにドラマが作られました。
小説がベースなだけに、話の真相に深みがあり、どうにか登場人物たちを救う方法はないのかと、巧みな展開に引き寄せられること間違いなし。
そしてシーズン1『ヒルハウス』に出演している俳優陣の多くが、本作品でも主要キャストとして出ています!
「おぉ!この人がこの役で!?」とニタニタしてしまうのも、本作の楽しみの1つです。
https://temitakms.com/blymanorall/?=1367
ドラマ『愛の不時着』
《あらすじ》
韓国で「セリズ・チョイス」という名の女性向けブランドを展開し、
大成功を収めているユン・セリ(ソン・イェジン)。
自社にて新たにパラグライダーの装備の発売を計画していた。
商品の品質チェックを自分で行いたいとセリが申し出たため、
なんと社長自ら競技場から飛び立つことに。
しかし優雅に飛行を続けるなか、突然気候が変わり竜巻に巻き込まれてしまう。
セリが気がつくとそこは森のなか。
そこにやってきのは軍人。助けももとめるも、来てくれたのは北朝鮮軍人だった…
出ました、泣く子も黙る『愛の不時着』。
もともと韓国エンタメ・ドラマ・映画大好きの私でさえ、「いや…北朝鮮の兵士と韓国令嬢の恋愛!?」と敬遠していました。
しかし見始めたら最後。
いやぁぁー 面白かったよね!??w
バカにしていた数ヶ月前の自分に活を入れてやりたいです。
この作品はベタな展開です。
ですがヒョビンのキレッキレなアクションシーンと、北朝鮮兵士たちのチーム愛、サイドキャラの恋愛模様など、これでもか!とおもしろ要素が詰め込まれております。
そしてそれぞれの展開やタイミングが秀逸なのです!
文句なしに面白いし、話数が進んでいくうちにドラマからの卒業が寂しくてしょうがない作品です。
映画『もう終わりにしよう。』
《あらすじ》
出会ってまだ6週間のルーシー(ジェシー・バックリー)とジェイク(ジェシー・プレモンス)。
2人はジェイクの両親に挨拶をかねディナーをともにするために、雪が吹雪く高速を急いでいた。
しかしその道中ルーシーの頭のなかは、ジェイクとの別れを何度となく決意していた。
やっとジェイクの家に到着するも、事前にディナーを知らされているはずのご両親はなかなか出迎えに現れない。
翌日の早朝に仕事が控えているルーシーは、なんどもそのことをジェイクに伝えご両親の出迎えを急がせるもまったく動いてくれる気配はない。
やっとこさ挨拶やディナーがはじまるも、ルーシーはジェイクの両親に奇妙な印象を抱き、居心地が悪くなってくるが…
一部では、昨年「今季一番」の呼び声が高かった本作(とくにアメリカ在住の方)。
これは何が今季一番かって、最難関部門一番ですw
個人的には『インセプション』より、はるかに難しかったです。
あまりにも謎すぎて、あらゆる考察サイトを読むだけでは満足せず、原作小説まで買って読んでしまいました!
そして周りにも「謎すぎるから観ろ」と宣伝してまわり、私のLINEにちょっとした苦情のオンパレードを招いた本作。
正直にいうと、映画より小説の方がすっごく分かりやすいです。
むしろ小説がないと答え合わせできません!
もう何も言うことはありません。とりあえず観てください!
映画『記憶の夜』
《あらすじ》
大雨の中、突然大好きな兄(キム・ムヨル)が誘拐される。
19日後に帰宅した兄は、その間の記憶が全く無かった。
それだけではない。何かがおかしいと気づく弟ジンソク(カン・ハヌル)だが家族は取り合ってくれない。
ジンソクの不信感は日に日に増すばかり。
その裏で「家族の秘密」がす少しづつほころび始める・・・
この映画も面白かった!
暴力的で圧倒的な社会情勢の悪化。そして、その状況にぬるりと入り込む身の毛もよだつ悪意。
その波に、ただただ飲み込まれるしかなかった個人の悲しい顛末を描いた作品。
韓国映画やドラマで時折描かれる「アジア通貨危機」の影響力をまざまざと見せつけられます。
ストーリー展開や、事件の真相・明るみになるきっかけはどれも秀逸なのです。
最後の最後まで、予想の斜め上をゆく展開です。
映画『ザ・コール』
《あらすじ》
母の入院をきっかけに、田舎の実家に帰ってきたソヨン(パク・シネ)。
その道中で携帯を落としてしまうが、拾ってくれた女性から連絡が入る。
謝礼の要求あり、素直に戻ってくる様子がみられないなか、実家の固定電話に「母親に殺されそう」と不気味な電話がかかってくるようになる。
しばらくその女性と電話でやり取りをしているうちに、なんと2人は時間を超えて話をしていることがわかる。
ともにかけがえのない存在になりつつあった2人は、互いの「今」を変えるため協力しはじめるのだが…
「同じ家に住んでいる2人が、時空をこえ、同じ家の固定電話で話ができる」という設定で恐怖がおこるスリラー作品。
何が怖いかって、「母親がに殺されそう」と言っていたヨンスクを演じるチョン・ジョンソの演技が怖いのです。
村上春樹作品の映画『バーニング 劇場版』でデビューしたという俳優さんですが、とにかく「狂気」を演じさせると右に出る者はいないのではないでしょうか?
ってくらい怖いw
『バーニング 劇場版』でも、すこし狂気を感じさせる役だったので、私のなかでのチョン・ジョンソのイメージが「狂った人」になりつつあります。
そのくらい「狂人」を自然に演じる俳優さんです。
ちなみにエンディングがバッドかハッピーかに分かれますが、私は完全にバッドエンディング派です。
映画『ミスト』ばりのバッドエンディングに一票です!
映画『アメリカン・マーダー: 一家殺害事件の実録』
《あらすじ》
アメリカのコロラド州に住むシャナン・ワット。夫クリスとの結婚を機に、2人の地元ノースカロライナ州から引っ越してきた。
2人のかわいい娘に恵まれ、クリスは良い仕事につき生活は順風満帆。
ある日、シャナンの仕事の研修がアリゾナであった。
帰りのフライトが遅れてしまい、夜中の2時に家に帰宅をする。
しかし翌日からシャナンは一切連絡が取れない状態になり、娘2人とともに行方不明になってしまう…
映画の中の動画やコメント、やり取りは全て今回犠牲になってしまったシャナンの遺族から提供を受けてできた作品。
Facebook、インスタ、Twitter、メッセンジャーアプリなど、彼女が生前実際に使用していたSNSの痕跡と、犯人・友人・家族の証言、警察の証拠を丹念に時系列で追ってゆきます。
とにかく、シャナンと友人たちのやり取りがとても生々しいんです。
夫との不仲の相談なんて…ご想像におまかせします。
この結末は納得できないですね。
ドキュメントシリーズ『事件現場から セシルホテル失踪事件』
《あらすじ》
カナダよりロサンゼルスへ、一人旅にきていたエリサが行方不明になる。
警察が捜査をはじめるも、エリサの足取りは全くつかめず、目撃情報も少なかった。
そんな時、LAPDを揺るがす発砲事件が起きてしまい、エリサ失踪事件の担当刑事が2人にまで減らされてしまう。
人員不足を補うため、LAPDはホテルエレベーター内の監視カメラ映像を公開。
しかし映像内のエリサの行動が、警察の思惑とはかけ離れた注目を集めてしまう。
世間がこの監視カメラ映像に夢中になった理由は、エリサの様子だけではない。
なんとエリサの映像がとられたセシルホテルは、「いわく付き」ホテルとして有名だったのだ…
こちらも、ホテルの監視カメラ映像や、エリサが生前に残していたブログの記述から、事件の真相を追うドキュメンタリーシリーズ。
他の失踪事件よりも、注目を集めてしまった理由は
失踪もエリサの遺体も、すべてセシルホテル内だったこと。
そして、そのホテルがたまたま血塗られた歴史があったことです。
しかしこの偶然が、無関係の人を巻き込む悲劇を生み出します…
鑑賞後、心に残るなんとも言えない寂しさが印象的な作品です。
まとめ もしも1つしか選べないのなら…
ということで。
Netflixオリジナルのなかで、かなり面白かった「時間泥棒作品」を紹介しました。
- ドラマ『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』
- ドラマ『ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー』
- ドラマ『愛の不時着』
- 映画『もう終わりにしよう。』
- 映画『記憶の夜』
- 映画『ザ・コール』
- 映画『アメリカン・マーダー: 一家殺害事件の実録』
- ドキュメントシリーズ『事件現場から セシルホテル失踪事件』
このなかで1作品しか選べないとしたら、『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』を選びます。
私のホラーに対する印象を大きくかえた、衝撃の作品です。
最終話は事件の発端となったヒルハウスに戻り、話が展開するので、終始画面が暗かったことも鮮明に覚えていますw
家族関係の再生という困難なテーマを、ホラーという手法で描ききった本作はあらゆる人の心に響くあたたかなドラマです。
このページは、新たな面白作品を見つけ次第随時アップデートしていきます!
ではでは。