ただのラブストーリーではない。
本当にロマンスが別冊付録だった本作。
先日全話観終わりました。
本作のあらすじと感想をネタバレなしでお届けします。
【あらすじ】
人気作家でありながら、出版社編集長をつとめるチャ・ウノと20年来の親友のカン・ダニ。
ダニは夫の浮気が原因で離婚し一年が経とうとしていた。
一人娘を海外へ留学させつつ、再就職をするため就活真っ最中。
ただ、年齢・長年のブランクなどが足かせとなり落ち続ける毎日だった。
偶然ウノが務める出版社にて、高卒限定の仕事を発見。
自身の学歴を偽り(本当は大卒)、ウノに内緒でエントリーをする・・・
イ・ジョンソク入隊前最後の作品として公開。現在はNetflixにて独占公開中です。(2019年6月現在)
【感想】
本当に恋愛は別冊付録だった件
タイトルに「ロマンス」が入っているだけに、ラブラブぶりを楽しむドラマなのね!と意気込んで鑑賞。
確かに二人の甘〜い関係を楽しむ場面もあります。
が、意外にも「女性の経済的な自立」について描いていたシーンが多い印象です。
カン・ダニは大学在学中に広告業界のコンペにて優秀な成績をおさめ、大手広告代理店へ就職。
その会社でも、聞けば皆が「あれね!」とすぐに分かるテレビCMを多数手掛けます。
輝かしいキャリアですが、その「実績」が再就職の壁に。
「自分より実績がある新人が来てもね〜」と煙たい存在になるからです。
そんな踏んだり蹴ったりの状況から抜け出す奇策は、「逆・学歴詐称」ww
ご想像どおり、心強いチャ・ウノのお膝元に無事再就職を果たします。
しかし、そこからまた「実力」と「学歴」の壁がカン・ダニの前に立ちふさがります・・・
こちらはぜひ、カン・ダニとともに思い悩みながらドラマをお楽しみくださいw
【オマージュという、もうひつの付録】
「出版社」が舞台なだけに、昨今話題の「1982年生まれ、キム・ジヨン」を連想させるセリフもあります。
年齢・出身大学などで、評価される機会も与えてもらえない絶望感は万国共通。
そして子供を持つと、「〇〇ちゃんのお母さん」と名前をよんでもらえない、なんともいえない空虚さ。
女性として生きることの「こころの葛藤」を、そっとロマンスの中にしのばせた作品です。
少しシリアスになってしまいましたので、もう1つうれしい付録の話題を。
じつはイ・ジョンソク好きの方には、制作側よりステキな付録がついてます。
他のブロガーさんも触れてましたが、なんと「君の声が聞こえる」のオマージュシーンがあるんです❤
こちらも間違いなく、ニヤニヤシーンのひとつですね!
あと、本好きにはたまらない場面も多いです。
本が本になるまでの楽しくも、胸を掻きむしられるような悔しさ(?)が散りばめられた作品です。
何より、イ・ジョンソクが美しいw あの肌管理はどうなっているのか聞いてみたい。
これを観て、イ・ジョンソクに惚れない人がいるんだろうか・・・
ドラマ『君の声が聞こえる』もレビューしてます。
ぜひどうぞ!