2020年の年明け最初の鑑賞映画が、『神と共に 第1章:罪と罰』。
縁起が良いのかはさておき、予想外にも大号泣をしてしまいました。
家族の絆や距離感が、日本よりもぐぐっと近い韓国。
まさか親子愛を軸に話が展開するとは想像していなかったもので、
そこが弱点のtemitaは完全に完敗w
(映画タイタニックでも、沈みゆく船内で
おとぎ話とともに眠りにつく親子に涙全部もっていかれたのは私です)
韓国でトータル24個もの賞を受賞しただけあり
爽快感とスリルに満ち溢れた作品です!
見なきゃ損!
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【あらすじ】
消防活動中に子供を助け死んでしまった消防士のジャホン(チャ・テヒョン)。
すぐに冥界の使者であるへウォンメク(チュ・ジフン)とドクチュン(キム・ヒャンギ)が迎えに現れる。
せめて母親にひとめ会ってからと、ジャホンはすぐの出発をことわる。
ヘウォンメクたちによると、人間は死後49日以内に、7つの裁判をうけすべて通過したものだけが生まれ変われるという。
しかもジャホンは存命中におこなった数々の善行から、「貴人」と記されおり無事通過でき生まれ変われる可能性が高いらしい。
生まれ変わってから会いに行くか、夢で会いにゆけばいいとそそくさと冥界へ連れていゆかれるが…
【感想】
善と悪
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そもそも。
主人公の消防士ジャホンの死因が、幼子をすくためにビルから飛び降りたことによる全身強打。
なんとすごすぎる最後なんでしょうか。
職業柄救った命は数知れず(ガラの悪いネコ含むw)。
なのですが、やはり救えなかった命もあるわけです。
それが先輩消防士。
ビルの火災現場で一般の方の救出をしている間に、先輩の救出は不可能となり命をおとしてしまいます。
そこでジャホンは残された先輩のお嬢さんに、先輩を装い手紙を書くのです。
なんと冥界ではそれが罪として問われます!!@ウソ地獄w
…もうこれがウソという罪で問われるのなら、
temitaは完全に転生できませんw
ハードルが高すぎます。
裁判ではその手紙の多さ(なんと98通!)や、手紙により傷つき思い悩む
娘さんの姿が問題としてやりだまに上がります。
「ほれ。ウソがこんなにも人を傷つけているではないか」と。
しかし反対に、その手紙によりいつもの日常を取りもどす強い娘ちゃんの姿が確認され
無事ジャホンは無罪となるわけです。
生きるために罪は必要?
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映画は終始、ジャホンの人生のなかで7つの罪に当てはまる裁判と通して進みます。
当初はウソ地獄のような、圧倒的な善人の姿が描かれています。
しかし中盤よりジャホンの人生の「数々の謎」がほころび始めます。
そこで明かされる、善人であるはずのジャホンの意外な姿たち。
どうやら母親には長らく会っていないらしい…
どうやら栄養失調の弟をボッコボコにしてしまったらしい…
どうらや人を殺めようとしたらしい…
「貴人」札をもらい、多くの裁判を通り抜けてきたあのジャホン。
彼が「貴人」として人生をあゆむことになった「きっかけ」が
このあと明かされるのですが、これが壮絶なのです。
誰しも心のなかに善と悪はおり、つねに天秤にかけている状態。
ままならない状況のなかで、あらゆるモノを背をわされた子供が
ギリギリのなかで選択したとある行動。
そしてその選択を受け入れ、許す大人。
なんとも表現できない感情が、観ているものに押し寄せます。
temitaはここで涙腺崩壊してしまいました…TT
こんな形で続編へつながるの?
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この映画はご存知のとおり、第2章がございます。
「きっと冥界の使者の3人が裏の主人公なのね」と
時折のんきに映画を楽しんでいたのですが。
映画のラスト近く、号泣しながらふと…
あれ。
これもしかして第2章ってこのひとの人生が主人公!?
と気が付きます。
それが意外なひとなんですよ。
しかもこれまた「貴人」ですし!
冥界の使者3人が必死でジャホンを転生させようとしているのは
49人を生まれ変わらせると、使者たちも生まれ変われるから。
しかもジャホンが48人目。
おそらく49人目になるであろう「貴人」は、
その人生がちょこちょこ描かれているので第2章では
使者3人が裏主人公であることは間違いないと思われます。
なんせ生きていたときの記憶がまったくないそうで…
使者3人の生き様が楽しみです。
この記事では触れていませんが、
じつは冥界裁判だけではなく、ジャホンが亡くなってしまった後の現実世界でも
大きな事件がおこっています。
この事件は第2章を楽しむうえでの伏線の要素もあるうえに
この第1章をドキワクでみるためのエッセンスになってます。
実際にご覧になった際に、成り行きを楽しんでいただければと思います。
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そして。
EXOのD.Oの演技がうますぎて、歌がめっちゃうまいことを忘れそうだったことを伝えておきたいと思います。
そして本名がド・ギョンスであることも。
(だから芸名がD.Oなんです)
天は二物をあたえずって、いったい誰が言ったんでしょうか?
いるやんけ。
と思ったのは内緒ですw
KPOPにはまったく興味のない方には口ぽかんな情報をはさみつつ
おおくりした映画『神と共に 第1章:罪と罰』。
映画としてはまだ半分なのに、すでに大きなギフトをもらったような
充実感満載な第1章でした〜。
次回の記事、『神と共に 第二章:因と縁』でお会いしましよう。
(まだ観ていないんです。いつになることやら)
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