実話がベースになっている、映画『カエル少年失踪殺人事件』。
現在も未解決のままの事件ですが、
映画ではひとつの結末が準備されています…
【あらすじ】
「山にカエルを取りに行ってくる」と言い残し5人の子供が姿を消した。
TV報道局のプロデューサー、大学教授そして刑事の3人がそれぞれ思惑をいだき捜査に参加するが・・・
この映画のベースとなったのは、韓国3大未解決事件の一つとなった「カエル少年事件」です。
他2つは、映画「殺人の追憶」のベースとなった華城連続殺人事件と映画「あいつの声」のイ・ヒョンホ誘拐殺人事件ですね。
【考察】実話ベースの映画
韓国3代未解決事件のひとつ
temitaのなかで、「殺人の追憶」は韓国映画の最高傑作の1つ。
最後の少女のコメントに、鳥肌と怒りがわき起こるなんとも後味が悪い映画ですww
でもこの作品をきっかけに韓国映画に魅了され、今にいたります。
話を「カエル少年」に戻します。
実際に捕まえにいったのはカエルではなく、サンショウウオだったのですが、なぜがカエルに。最後の言葉が脚光を浴びたため、「カエル少年」と名が付いたそう。
失踪した11年後に5柱の白骨死体となり発見されますが、その様子から転落等の事故ではなく、何者かによる殺害と断定されます。
ただ、11年という時間があまりにも長かったよう。
結局なんの進展もないまま、2006年に時効をむかえ捜査は終了しています。
家族が容疑者!?
映画では当初、家族の関与が疑われます。
聴取にきた関係者に対しての対応が、非常に不信なものだったためです。捜査が続くと家族の関与が晴れるのですが、そこから3人に不協和音が響きはじめます・・・
結局は3人の協力関係は頓挫し、それぞれ捜査を続ける形になります。
話中では少年達の失踪捜査がもちろんメインで描かれていますが、その中で入り乱れる大人の汚い思惑も描かれています。
実はこれが描きたかったのかもしれません。
映画の中では犯人がいる!?
実際は未解決になってますが、映画の中では一つの「結末」が用意されています。
でも「モヤッ」としてるんですよね。
現実も未解決というのも、temita的には納得出来ません。
11年の経過があるとはいえ、2006年です。
何かしらの糸口が見つかりそうなもんですけどね・・・
子供を失った親御さんの気持ち、なにより恐怖のなか亡くなっていった5人を思うとなんとも言えない気持ちになります。
temitaはNetflixにて鑑賞しましたが、現在は残念ながら配信してません。
鑑賞後は少し暗い気持ちに、なによりモヤモヤするのでお天気の良い日に鑑賞ください。